るるブログ

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前澤友作さんとカルロス・ゴーン被告、その違いを考える

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昨年、ZOZOTOWNヤフーに売却して「前」社長になった前澤友作さんですが、今度は月旅行に行くパートナーをお見合い番組で募集、さらに前澤さんとの恋愛相性診断サイトを立ち上げるなど、本当に話題に事欠かない方です。

 

正直なところ、この間までは「なんだ、金持ちだからって派手派手しくやりやがって、鼻持ちならないやつ!」と思っていましたが、ZOZOTOWNを売却した理由を聞いて私の見方が180度変わってしまいました。

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ある番組でおっしゃっていたところをたまたま拝見させていただいた(←最大級の敬語!)のですが、「自分は細かいところまで指示しないと気が済まないので、大きい会社になった今では自分がいない方がよいと判断した」というのです。

中小のオーナー企業では、オーナー一族が経営陣を占めていて、その指示は多岐にそして微に入り細に入り、他の社員は役職こそあれど実質フラットという組織が多いように感じます。

おそらく、ZOZOTOWNもそうだったのでしょう。

 

しかし、社員が増え、買収などで会社も増え、業務が増えてくると、1人、もしくは少数では決裁が追い付かなくなってきます。

何しろ、能力に関係なく人間には24時間しかありませんからね。

その結果、意思決定が滞って業績が悪化したり、仕事が進められないのに責任だけ追及されて離職者が続出したり、コンプライアンス違反が横行するようになったり、と組織がどんどん弱くなっていくわけです。

そんな組織、見たことありませんか??

そこへ行くと、カリスマである自分が退任するのと同時にECプラットフォームとしての将来を見据えてヤフーに売却した前澤さんの判断は見事の一言です。

 

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前澤さんと異なり創業者ではありませんが、赤字続きであった日産自動車を手法はどうあれ黒字転換させたカルロス・ゴーン被告の手腕は、経営者として一流のものがあると思います。

ただし、業績を立て直したのをよいことに長期にわたりトップに君臨し、イエスマンで組織を固めた挙句法律を犯してまで私腹を肥やしまくったこと、保釈中海外逃亡を果たしたことは非難されてしかるべきです。

 

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その違いは何だろう?と考えたときに、おそらく前澤さんにとって最も大事だったのは創業した会社とその仲間であり、カルロス・ゴーン被告にとって最も大事だったのは自分とその家族だったのではないでしょうか。

だから、潮時をきちっと見極めた前澤さんと、バトンタッチのタイミングをいつまでも引き延ばしてしまったカルロス・ゴーン被告という違いが出てしまったのでは、と思います。

 

何事もそうですが、始めるのはたやすく、撤退するのはとても難しいものです。

そして、撤退すべきを撤退できないところには、必ず「組織」を隠れ蓑にした、引き際を見極められない、もしくは見極めたくないと思っている「個人」もしくは「集団」がいます。

少なくとも、自分はこんな「個人」にはなりたくないと思っていますが、立場が変わるといつしか自分が気付かぬうちに「病巣」に変化してしまうのかもしれません。